今年(2024年)は、印象派絵画が誕生して150周年だ。
新宿のSOMPO美術館で、印象派の展覧会が開かれている。
先月、わたしはその展覧会を妻と見た。
印象派の作品が年代に沿って展示されていた。
わたしは学生のときから印象派の作品は好きではなかった。
中学校や高校の美術部の学生が描いたようで、幼稚に思えたからだ。
最近、絵画をよく鑑賞するようになって、ある事実を知った。
その事実とは、美術部の学生は印象派のような作品を描いていたのだ。
印象派の絵画は、美術教育の基準になったのだ。
わたしは美術展の会場に展示されていた作品のうち、いくつかを気に入った。
美術館のショップで展覧会のカタログを買った。
家でカタログを開いて、絵画作品を見た。
展覧会場で見たときと作品の印象がまるで違った。
150年前の日本はどのような時代だったのだろうか。
150年前は1874年、明治7年だ。
明治の新政府は富国強兵政策を進めていた。
それから3年後、政府の要職から退き、九州で学校を経営していた西郷隆盛は、明治政府軍と西南戦争を戦った。
日本における西洋絵画の父、黒田清輝は1884年にフランスへ留学した。
はじめ法律を学んだが、1886年にラファエル・コナンの指導のもと、絵画を学び始めた。
ラファエル・コナンは伝統的な作風の画家だったが、印象派や象徴主義の作風も取り入れて、独自の画風を作り上げた。