令和6年3月26日 雨のなかクリニックへ

朝から続く雨は正午を過ぎてもやみそうになかった。ご主人は窓から顔を出すと、一層激しくなった雨足に、憂鬱そうな表情をつくった。

ご主人はきょう行きつけのクリニックへ行こうとしている。ちょっと気になるからだの異変があるらしい。

午後三時近く、ご主人はクリニックに電話して、10分くらいしたらそちらに行きたいが、どれくらい待つのかを聞いた。

クリニックの受付の女性は「いまは落ち着いています」と返事した。

混んでいるとか、混んでいないとかではなくて「落ち着いている」とは、なかなかにうまい言い回しである。

ご主人は電話を終えるとさっそく雨のなか、クリニックへと出かけていき、医師の診察を受けた。簡単な検査もしたらしい。

特に心配はないということだった。